小さい頃から、矢口高雄先生の漫画が好きでした。

 

というよりは、私の親が好きで、書棚に並べていた物を

私も恩恵をこうむって読んでいた、という事なんですが・・・。

 

かなりレトロな、

美しい昭和田舎の風景が印象に深く残る矢口先生の作品ですが、

特に「釣りキチ三平」などは、釣りに関する知識も全く無いのに、

ドキドキしながら楽しく読んでいたのを思い出します。

 

ある時、ふと思い出したのが、三平くんの仕草。

 

何かの思考にふける際、あるいは照れた時などに、

よく「へへ・・・」と言いながら、

人差し指を鼻の下に持って行ってます。

 

ごく自然な男の子の仕草なので、あまり気にも留めていませんでした。

 

「ちょっと待て!これ、私もやってる・・・」

 

鼻をこする049

イラスト by 吉山みかん

 

バスガイドさんのイラストコンペ

受賞作品



最近、仕事上、PCに向かって文章を読んだり、

調べ物をする事が多くなり、いわゆる「にらめっこ」をよくしています。

 

ここで突然、自分もPCに向かいながら、

人差し指を鼻の下に当てている事に気が付いたのです!

 

この事に気が付くまでは、

もちろん三平くんの事も遥かな思い出の彼方でしたし、

周囲には誰一人として、

この「昭和レトロな男の子仕草」をする人など皆無です。

 

頭をひねりにひねって、確か、学生時代に2人か3人、

こんな風に人差し指を鼻の下に当てて、図書館の文献に埋もれていたり、

論文のネタに四苦八苦している友人がいた・・・、

ような気がする!と記憶を掘り起こしました。

 

が、いかんせん、その旧友人達とも今は疎遠。

 

近年は、どうしているかすら、音信がありません。

 

となるとやはり、私のこの仕草は、矢口先生の三平くんから

無意識のうちに受け継がれているように思えるのです。

 

どうしてなんでしょう?

 

鼻の下には、きっと何か思考を際立たせるツボがあるに違いない。

 

そんな事を思いつつ、そろそろまた実家に帰って、

矢口作品を読み返したいな~、と思う今日この頃です。