私は嘘をつく時に、鼻の下を指で触る癖があります。
自分では気付かなかったのですが、
彼氏に言われて初めて気付きました。
付き合って半年ぐらい経った時、彼と口論になりました。
彼は私の浮気を疑い、浮気しているか、問いただしている時、
私は否定しながらも鼻の下を指でこすっていました。
イラスト by 今井 淳人様
ガンヴォルト爪(そう)の
パンテーラのイラストコンペ
受賞作品
具体的に言うと、左手の人差し指をコの字に曲げて
鼻の下に当てて左右にこすります。
それが嘘をついている時の癖とは知らず、
本当は浮気をしていたのに、してないと否定していると、彼が
「君は嘘をつく時、必ず鼻の下を指でこする」と指摘され、赤面しました。
そんなつもりは無かったのですが、それからというもの、
ちょっとした嘘や見栄を張る為の嘘など、
とにかく何か後ろめたい事を言う時には
気付くと鼻の下に指があり、「はっ!」とします。
思い返してみると、子供の頃は
意図的に鼻の下に指を置く癖がありました。
それは、何かを触った時に、その指に付いたニオイを嗅ぎたくて始めた事で、
それが、いつの間にか、ニオイを嗅ぎたくなくても
鼻の下に指を置くようになりました。
一度、小学生の頃に鼻くそをほじっていると勘違いをされて、
「触らないで」と汚いもの扱いされてから、
自分では、この鼻の下に指をもってくる癖は止めたはずなのですが、
大人になってから、今度は嘘をつく時に、
この癖が出てくるとは本当にびっくりです。
今では、嘘をつく時は、必ず手を組むようにしています。
こうする事で、指を鼻の下へ持って行けない工夫をしています。