私は、つい鼻の下を擦ってしまうみたいです。
「みたい・・・」というのは、
先日、三歳の甥っ子が、最近身近な人の口癖を覚えてしまって、
それが「困ったね」と話題に上ってた時、今度は鼻の下を擦っていたので、
私が「また誰かの癖が移ったんじゃないの?」と言ったら
「あんたでしょ!」と母。
その時、一瞬「え?!」と信じられませんでした。
30年近く生きてきて、擦ってる事を実感した事は一度もありません。
ただ、よーく自分を観察してみると、もともと人と話すのが得意じゃない為、
ある程度距離をとって人と接してしまいます。
会話が私の話題になると「注目されるのが苦手」という心理が働くのか、
鼻の下をずっと擦って、やや俯き加減になってしまう自分に気付きました。
ネットで調べてみると、この行為はそもそも、
鼻の下を擦る事が目的なのではなく、口を隠す行為と同様の意味を持つそうで、
「自分の表情から心理を読み取られないように」無意識にしているとの事。
なるほど・・・、当たってるかもしれません。
それ以降、意識して止めようとは思うのですが、
そうなると今度は顔を見られないように、もっと下に俯いてしまったり、
しまいには人との距離を不自然に離してしまったりと、うまくいきませんでした。
この鼻の下を擦るという行為は、
ある程度、他人と円滑なコミュニケーションを取れる距離感を保ちながら、
自分の心を防御出来る最善策なのかもしれません。
今も開き直って、この癖を続けています。
甥っ子も真似してやってくれてます。