私は緊張すると、つい鼻の下を人差し指で押さえるというか、
こするような仕草をしてしまうのですが、
その仕草を直そうとしても、なかなか直ってくれないんですよね。
しかし、その仕草は、もしかしたら他の人に、
いらぬプレッシャーを与えているのかもしれないと思います。
なぜかと言いますと、たとえば沢山の椅子がある環境に、
ビッシリと人が座っていたとしますね。
教室のような講堂のような環境の何かの講演会の会場のような場所を
思い描いてみて頂けないでしょうか?
そういう場所は、たいてい隣の椅子に座る人が存在しますよね。
それで、ふいにその隣の椅子の人が、たぶん善意でなんでしょうけど、
唐突に話しかけてくる時とかありますよね?
なんか、一期一会的な価値観の人なんでしょうか?
せっかく隣に誰か人がいるのだから話しかけてみようというような具合です。
それで、私がそのようにして、急に話しかけられたとしましょう。
冒頭で述べたように、私は緊張すると、つい、
「えっ」とか、小さくつぶやきながら、指を鼻の下に当てる、
もしくはこする仕草を、つい癖でしてしまうんです。
その私の仕草を見て、隣の人はどう反応するかというと、
突然に自分の鞄の中に手を差し入れ、向こう側を向いて、
息のニオイをスッキリさせる緑色や青色の透明な粒のような物を
小さなプラスチックケースから出し、そっと飲み込もうとするんです。
それに気が付いた私は、「いいえ、臭くはありませんよ」
とでも言えばいいのですが、なんとなく言えなくて、
そのまま相手に気まずい思いをさせる一日になったりもします。
「臭くないですよ」って、ハッキリ目を見て言えばいいんですかね?