私には、昔っから注意をされても、なかなか止められない癖があります。
それは、つい鼻の下に指を当ててこすってしまうというものです。
私も、もう大人なので、
決して常に鼻を垂らしているという訳では無いのですが、
なぜか止められません。
というか、子供の時から別に鼻を垂らしていたという訳ではないのです。
かといって、鼻の下がかゆいという訳でもなく、
本当にただ単に癖なんです。
このタダの癖であるというのが本当に問題で、
取引先のお偉いさんとの商談中でも、つい手が鼻の下に行ってしまい、
不思議そうな顔で見られるという事も多々あり、
気まずい空気になった事もかなりあります。
そんな私の癖ですが、一度だけいい思いをした事があります。
今から数年前、某SNSに登録し、
小学校時代の初恋の女性と数年ぶりに食事をする事になった私。
10年以上会っていない女性という事で、
なかなか会話が弾まず話題を探している時でした。
つい、また自分の手が鼻の下へ行くと
「フフフッ、その癖、あの時と変わってないね」、
小学生の時に戻った時のような笑顔の彼女が、そこにはいました。
それからは話も弾み、楽しい食事をする事が出来ました。
まぁ、彼女には彼氏がいたので、
それ以上先には進まなかったのですが、
それでもこの癖があったからこそ
昔と変わらない笑顔が見れたんだと思います。
今まで生きてきて、
この癖があって良かったエピソードはこれだけなのですが、
こんな癖とこれからも一生うまく付き合っていこうと思います。