私は、鼻の下をこすったり触ったりする癖があります。
恥ずかしかったり、照れたり、緊張したりすると、
知らず知らずのうちに出てしまう癖です。
頑張らなければ!と気合いが入ると、
なおさら頻繁にやってしまいます。
この癖の事で、忘れられない出来事がありました。
一昨年前の事です。
とても久しぶりに舞踊で舞台に立つ機会(発表会)を頂きました。
舞踊といっても、私の主な出番は、パフォーマンスに近いもので、
自分達の創作なので、さほど緊張していませんでした。
しかし、違うパート、出演者全員で会の最後の曲を踊る為、
これもまた、とても久しぶりに振り付けを頂いたのですが・・・。
どんなに短い振り付けでも、
きっと1回の稽古では覚えきれない!と思って、
稽古風景をビデオ撮影していた仲間に
ダビングしたビデオを送ってもらって確認したら、まあ大変。
一振りもらっては触り、一振り踊っては触りと、
鼻の下ばかり触っていました。
振り付けの確認どころか、自分に対して
「鼻の下ばかり触ってないで真面目に踊りなさい」と
ツッコミまくってしまいました。
この時に懲りたからか、
次回の稽古では、さほど触らずに済みました。
もちろん本番の発表会でも舞台の上では触りませんでした。
この一件以降は確実に鼻の下を触る回数が減りました。
「他人からどう見えるか?」の視点もありますが、
この場合は、自分で自分の癖を見て、
あんまりにも頻繁すぎてカッコ悪い・・・、と思うと、
癖は自然に減っていくという良い例なのではないかな?と思いました。