僕は、無意識に右手の人差し指を鼻の下に押し当て、
こすってしまう癖があります。
人と話している時も、パソコンをいじっている時も、
電車に乗る時も、パチンコをしている時も、
夜、布団に入ってからもです。
最初は、自分では気付かなかったのですが、
親や友達から、「鼻をこする癖があるね」と指摘され、
日常生活で、無意識に鼻の下に指が触れた瞬間、
「あ、まただ」と意識するようになりました。
なぜ、こんな癖が付いてしまったのでしょうか?
いろいろ考えてみました。
まず、普通にしている時と、鼻に手を当てている時とでは、
鼻に手を当てている時の方が、安心感が湧くような気がするんですよね。
変な話、自分のニオイの付いた布団に入ると安心するように、
自分の体の一部のニオイを感じていると、安心した気持ちになれるんです。
動物が、自分の縄張りを確保するような本能的な行動なんでしょうか?
まるで、箸が箸置きに置かれるように、
自然な流れで指が鼻の下に行き着いてしまうんです。
「箸置き」ならぬ、「指置き」。
それから、信号待ちや、駅のホームで電車を待ったり、
人と会話している時に間が出来た時、鼻の下に指が行く事にも気付きました。
よくタバコを吸う人に
「間を持たせる為にタバコを吸っているんだよ」と言う人がいます。
僕自身はタバコを吸わないので、
その意味が今ひとつピンと来なかったのですが、
指を当てる瞬間が「間」だとすれば、
なるほど、よく分かるような気がします。