私には人差し指を鼻の下に当てる癖があります。

 

そうした癖があると気付いたのは中学1年生の時です。

 

母性愛溢れる中年の女性が担任でした。

 

その担任の先生が、保護者懇談会の時に

「○○さんは鼻の下に人差し指を当てる癖がありますね。彼女のチャームポイントです」

と言ってくれたそうです。

 

その話を帰って来た父が、母に嬉しそうに話しているのを聞いて、

褒められた気がして、なんだか嬉しくなったのをよく覚えています。

 

母は、実の母親ですが、親という愛情を感じさせない人で、

私は、母親の愛情を知らずに成長しました。

 

小学校の時にも女性の担任がいましたが、大学を出たばかりの上、

えこひいきが、とても激しい人だったので、粗探しばかりされていて、

自分の癖を良い形で取り上げられた事はありませんでした。

 

初めて知った母性愛の感じられる女の先生に

チャームポイントと言ってもらったので、

人差し指を鼻の下に当てる癖が、ちょっと好きになったものです。

 

気恥ずかしい時に気付かずに人差し指が鼻の下に行っているようです。

 

でも、大学時代に書店で立ち読みした心理学の本に、

人差し指を鼻の下に当てるのは、あまり良くないという

類の事が書いてありました。

 

ショックだったので、理由までは覚えていません。

 

ちょうど失恋した直後でした。

 

三角関係がもつれ、彼に

「○○の方が女らしくて可愛い」と言われてフラれたのです。

 

その直後に読んだので、自分の癖が全て嫌になってしまい、

長い事、人差し指を鼻の下に当てそうになる度に自制していました。