久しぶりに連休で、母親と会った時に、一緒に買い物に出掛けたのですが、
母は私の方を見て、なんだかクスクスと笑っているから、
どうしてかと尋ねてみたところ、鼻の下をこするその癖は
大人になっても全然変わらないねと嬉しそうに話していました。
その時は、それを指摘されて
子供扱いされているっていう気持ちが先行して、
いつも人差し指で鼻の下をこする癖をしてる訳ではなくて、
たまたまだからと否定してしまいましたが、
しばらくして思い返すと、母にとっては、
私のそのなんて事無い癖が嬉しかったのかもしれません。
私も、母に久しぶりに出会って、母の口調や歩き方の癖を見て、
懐かしかったみたいな感覚なのだろうと思います。
子供の頃は、人差し指で鼻の下をこする癖を止めるよう
衛生的に母から言われた事もありましたが、
今では、そう言われませんし、この癖が久しぶりに
私と母の思い出話に花を咲かせてくれたのだと感じています。
イラスト by タブリング様
バスガイドさんのイラストコンペ
最優秀賞受賞作品